はじめに

📈「投資は知識よりもメンタルが大事」とよく言われます。
実際に僕も投資を始めてみて、頭では分かっていても“感情”に振り回されることが本当に多いと感じました。
最初のうちは順調に見えても、ちょっとしたニュースや周りの意見で判断がブレてしまう――。
今回は、そんな僕自身が経験した「心理的な罠」と、その中で学んだ対策を紹介します。
群集心理(みんなが買ってるから自分も買う)

📊 僕が最初に買った株は、SNSで「今がチャンス!」「この銘柄は上がる!」と話題になっていたものでした。
「みんな買ってるし、遅れたら損するかも」と思って勢いで購入。
最初は上がったので喜んでいたのですが、その後急に下落して、含み損が出ました。
冷静に考えれば“なぜ上がっているのか”を調べていなかったんです。
💡 対策:
・SNSやニュースに流されず、自分の根拠を持つ
・「なぜ今買うのか」を紙に書き出す
・「他人が買ってる」ではなく「自分が納得しているか」で判断する
損失回避の心理(損を認めたくない)

💔 一度買った株が下がり続けたとき、僕はなかなか売る決断ができませんでした。
「ここで売ったら負けた気がする」「もう少し待てば戻るかもしれない」と言い訳を探していました。
でも、結局その株はさらに下がってしまい、もっと大きな損になったんです。
損を認めるのは悔しいけれど、“損切りできない人ほど損が膨らむ”ということを身をもって学びました。
💡 対策:
・最初に「どこまで下がったら売るか」を決めておく
・感情ではなくルールで動く
・損を経験値だと割り切る
確証バイアス(自分の考えに都合のいい情報だけ見る)

🧠 僕はあるゲーム会社の株に惹かれていました。
「この会社は人気タイトルがあるし、絶対伸びる」と思い込んでいました。
そのせいで、悪いニュースや専門家の懸念には目を向けず、都合のいい情報ばかり探していました。
気づけば株価は下がり、冷静さを失っていた自分にハッとしました。
💡 対策:
・あえて“自分と逆の意見”を探してみる
・良い情報と悪い情報を両方メモして比べる
・「自分の考えが間違っていたらどうなるか?」と一度想像してみる
アンカリング効果(最初の情報に引きずられる)

💰 「この株、昔は3,000円だったのに今は2,000円だから安い!」
そう思って買った株がありました。
でも実際は業績が悪化していて、“昔高かった”ことにはもう意味がなかったんです。
最初に見た価格を基準に考えてしまうのは、人間のクセ。
このとき、「今の実力を見よう」と意識することの大切さを学びました。
💡 対策:
・“昔の価格”ではなく“今の価値”を見る
・業績や将来性をもとに判断する
・「前より安い」は「お得」ではないこともある
過信の罠(自分は大丈夫と思いすぎる)

💼 投資を始めて少し経つと、僕は「もうコツはつかんだかも」と思っていました。
最初に利益が出たことで、自信がつきすぎていたんです。
その勢いでリスクの高い株に手を出し、結果は大損。
自分では「冷静なつもり」でも、実際は“運が良かっただけ”だったと痛感しました。
投資は「勝った後こそ慎重に」が鉄則です。
💡 対策:
・「自分も間違えるかもしれない」と常に意識する
・過去の取引を定期的に振り返る
・成功より“反省”を重視する
まとめ:冷静な投資は“心のトレーニング”から

投資を通して感じたのは、結局「心をどうコントロールするか」が一番大事だということです。
焦り、恐れ、欲――どれも避けられない感情だけど、理解しておけば振り回されにくくなります。
僕自身、まだ完璧ではないけれど、少しずつ「感情ではなく判断で動く」練習を続けています。
心理的罠を知り、自分のクセを見つめ直すことこそが、投資成功への第一歩です。

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